現地12日に愛カラ競馬場で行われたG3アレッジドステークス（4歳以上、芝10ハロン）は、好発を決めた3番人気のゲイレンが1馬身から2馬身のリードを保って逃げ、昨年の英セントレジャー馬で2番手追走の1番人気ヤンブリューゲルを突き放して快勝した（2馬身1/2差）。

　さらに3馬身差の3着にサンズアンドラバーズ（5番人気タイ）が5番手から続き、2番人気のクリスタルブラックは道中4番手のままゴール。3番人気のタワーオブロンドンは出遅れて5着に終わった。

　ゲイレンはJ.オブライエン調教師が管理するグレンイーグルス（父ガリレオ）産駒の4歳セン馬で重賞初制覇。2023年7月のデビュー戦でシティオブトロイの2着に続き、3歳の昨年はマイル以下の距離で5戦2勝だったが、今年1月のメイダン開催から距離を延ばし、3戦目の前走はG2シングスピールステークスでネーションズプライドの5着だった。

　英競馬メディア『racingtv.com』によると、オブライエン師は「あのように乗られると彼は楽しんでいるようだし、チークピーシーズも彼を集中させるのに効いたと思う」と逃げる作戦に手応えを明かし、今後のゲイレンをムーアズブリッジステークスからタタソールズゴールドカップへ向かわせると示唆している。