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ブロードサイディングが豪ダーレーで種牡馬入り、初年度料金は600万円に迫る

2025年04月23日 13:03

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 ダーレー・オーストラリアが現地22日に来シーズン向けの種付け料を発表し、ブロードサイディングが6万6000豪ドル(消費税込み=約596万円)で掲載。現役を引退して種牡馬転身が決まっていることが明らかになった。

 ブロードサイディングはトゥーダーンホット産駒で、叔母には2019年の豪1000ギニー馬フリットを持つ良血。2歳時に豪シャンパンステークスとJ.J.アトキンス、3歳の今シーズンにゴールデンローズステークスとローズヒルギニーでG1レースを通算4勝し、現地19日のG1オールエイジドステークス(10着)が現役最後のレースとなった。

 豪競馬メディア『ANZ Bloodstock News』に対し、ダーレーのヴィクトリア地区担当マネージャー、L.マニング氏は「この6~8カ月間、彼は今年引退するのかと多くの人から問い合わせがありました」と現役中から多くの引き合いがあったことを明かし、「恐らく今シーズン種牡馬入りする馬の中で、オーストラリア的な観点で最も魅力的な馬です。彼は我々が期待していた通りに2歳チャンピオンとなり、その後にゴールデンローズとローズヒルギニーも制したので、種付け料は消費税別で6万ドルに設定しました。彼のような初年度の種牡馬にとって、これは妥当な価格だと思います」と話している。

 ブロードサイディングはシャトル供用される父も含む14頭の種牡馬ロースターに加わることになるが、そのトゥーダーンホットの来季種付け料は27万5000豪ドルに設定されている。昨季の同馬は11万豪ドルで供用予定だったものの、休養を理由に1シーズン見送られていた。

 また、ブロードサイディングの僚馬トラフィックウォードン(父ストリートボス)の種牡馬入りも決まり、種付け料は2万2000豪ドルに設定された。トラフィックウォードンは現役時代にG1勝ちこそないもののG2ラントゥザローズなど複数の重賞勝ちがあり、G1ゴールデンローズステークスではブロードサイディングとワンツーフィニッシュを決めた。