現地25日、英サンダウン競馬場でG3クラシックトライアル（3歳、芝10ハロン）が行われ、R.ムーア騎乗のスワッグマンが勝利した。

　5頭立てのレースは1番人気に推されていたウィンドロードが逃げ、スワッグマンは前後2頭からいずれも離れた3番手に。中盤で馬群が詰まっても隊列は変わらず、最後の直線では先に外から仕掛けたスワッグマンが逃げ込みを図るウィンドロードに迫り、残り1ハロン過ぎで前に出るとそのまま3/4馬身差をつけて押し切った。

　A.オブライエン厩舎のスワッグマンはウートンバセット産駒でクールモアの所有馬。ガリレオ産駒の母は不出走だが、おばには仏G1サンクルー大賞を勝ったプルマニアがいる。2歳時は3戦1勝で愛G3タイロスステークス2着があり、今年初戦のここを制してクラシック路線に浮上してきた。

　競馬メディア『Thoroughbred Daily News』によると英ダービーに登録がないスワッグマンの今後について、オブライエン調教師は仏ダービーに行く可能性があると話している。

　なお近年のこのレースでは、2021年に2着だったアダイヤーが英ダービーを制覇。2022年の勝ち馬ウエストオーバーは英ダービー3着から愛ダービーを勝った。