前走で世代最強牝馬に敗れたベナギル、G1オーストララシアンオークスを順当勝ち
2025年04月27日 07:37

G1オーストララシアンオークス(3歳牝馬、芝2000m)が現地26日にモーフェットヴィル競馬場で16頭により争われ、1番人気のベナギルが後方4番手から直線半ばで先頭に立つと、6戦未勝利で単勝201倍のスウェルタリング(15番人気タイ)に1.29馬身差をつけて快勝した。
ゲートが今ひとつのベナギルは後方4番手で中間点を通過すると、馬群が凝縮した最終コーナーでは大外から進出。7、8頭分外を大きく回って直線に入り、混戦の2着争いを尻目に悠然とゴールを駆け抜けた。
スウェルタリングは2番人気ポリムニアとともに勝ち馬の直前を追走するも、最終コーナーで外からまとめてかわされ、追い掛けるように入った直線でポリムニアとの併せ馬に0.03馬身差で競り勝った。
ベナギルはG.トンプソン調教師が管理するフェアリーキング系マンハッタンレイン産駒で重賞初制覇。前走はG1ヴァイナリースタッドステークスで世代最強牝馬のトレジャーザモーメントから1.22馬身差の2着に敗れていた。