フロリダダービー勝ちのタッパンストリート、右前肢の骨折でKYダービー回避
2025年04月27日 08:23

ケンタッキーダービー路線で最重要前哨戦の一つとされるフロリダダービーを制したタッパンストリートが、右前肢顆骨の骨折に見舞われて5月3日の本番を回避することになった。米競馬メディア『bloodhorse.com』などが報じている。
タッパンストリートは現地26日に5ハロン59秒6の追い切りを終えたが、その後に骨折していることが判明。B.コックス調教師の話によると命に別状はなく、これから手術を受けるという。タッパンストリートは昨年暮れのデビュー勝ち後にG3ホーリーブルステークス(2着)、前走のフロリダダービー制覇で通算3戦2勝とし、前哨戦シリーズの獲得ポイントは合計110点で6位につけていた。
なお、タッパンストリートの離脱によりレンダージャッジメントが出走圏内に浮上した。K.マクピーク調教師が管理するレンダージャッジメントはブレイム産駒の牡馬で通算7戦1勝。一連の前哨戦では今年からシリーズ入りしたバージニアダービーでの2着が最高で、前走のG1ブルーグラスステークスは5着だった。
マクピーク師はタッパンストリートの故障が発覚する以前に、レンダージャッジメントをKYダービーではなく、より勝機のある条件戦に使う意向を打ち明けていたが、オーナーグループはダービー出走を強く希望。「彼らが望むなら我々はそうするだろう。彼はさらにレベルを上げなければならないが」とコメント。状態面については言い訳のしようがないほど良好と話していたという。