ケンタッキーダービー（5月3日）の枠順抽選が現地26日に行われ、前売り1番人気のジャーナリズムは8番に決定。日本から遠征するルクソールカフェ（7番）、アドマイヤデイトナ（6番）と、それぞれ中目で並びの好枠を得た。

　ジャーナリズムの8番枠はスターティングゲートが導入された1930年以降に9頭の優勝馬を輩出。直近では2023年のメイジが該当する。M.マッカーシー調教師は「この馬には相当な自信を持っているし、枠順はどこでもハッピーだったと思うけどね」「我々の馬はスピードを秘めている。自在性があって、もともと十分に速い。ポンと出て気持ち良く行けるポジションを見つけてくれると思うよ」と余裕もうかがわせるコメント。

　一方、逃げも予想される2歳王者シチズンブルは1番、イーストアベニューは12番となった。とくにシチズンブルの1番は1986年のファーディナンドを最後に勝ち馬を輩出していない不利とされる枠で、出走停止処分が解けて3年ぶりにKYダービーに帰ってきたB.バファート調教師は「確実に控えることはしない」「ゲートの中で待たされるから1番枠には入りたくないものさ」と先行を明言。

　もう1頭のロドリゲスも4番枠に決まったが、抽選の時点で空いていた2番枠は避けられた。「ありがたいことに1、2番にはならなかった。そうなら目も当てられないところだったよ」「2頭ならシチズンブルの方が速いかな。あとはジョッキーたちに任せる」と気を取り直していた。

　また、過去150回で未勝利の17番に決まったのは前売り3番人気のサンドマン。隣の18番には2番人気のソヴリンティが入る。ソヴリンティのW.モット調教師は「枠順にはとくにこだわりはなかったけど、1番か2番だけは嫌だと言っていたんだ」と大外に近い枠も気にしていない様子を見せている。