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【ケンタッキーダービー】“補欠1番手の有力馬“バエザ「準備はできている。あとは運があれば」

2025年04月30日 14:10

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 ケンタッキーダービー(G1、ダート2000メートル、5月3日=チャーチルダウンズ)へ向け、サンタアニタダービー2着のバエザ(牡、J・シレフス)が28日朝、チャーチルダウンズ競馬場のダートコースで最終追い切りを行った。

 ファビアン・プラ騎手を背に5ハロン62秒0の時計をマーク。感触を確かめた鞍上は「いい走りでした。調子はいいし、楽に走ってくれました」と手応えを語っている。

 バエザはサンタアニタダービーで今年のケンタッキーダービーで想定1番人気のジャーナリズム相手に2着好走。サンタアニタダービーが5頭立てで獲得ポイントが減らされてしまったため、ポイント順で出走圏内に入れず、現時点で補欠1番手の状況となっている。主催者発表の単勝想定オッズ(モーニングライン)は13倍の4番人気タイで、出走すれば有力馬。出走が可能となった場合は、トップジョッキーのプラ騎手がこの騎手に騎乗を予定している。

 同馬は2歳上の半兄が一昨年のケンタッキーダービー馬メイジ、1歳上の半兄ドーノックが昨年のベルモントS覇者で、「きょうだい3年連続の米3冠競走制覇」という偉業を期待される良血馬。最終追い切りを見届けたシレフス師は「(5ハロン)62秒が少し遅い時計なのはわかっていますが、調教駆けする馬ではありませんし、先週(サンタアニタで)いい追い切りをしています。準備はできています。あとは運があれば、レースに出走できるでしょう」とコメントしている。現地時間5月2日(金曜)の午前9時までに他馬の回避があれば繰り上がりで出走がかなう。

出典:日刊スポーツ