ケンタッキーダービー馬ソヴリンティは2冠目のプリークネス参戦表明を保留「固執しない」
2025年05月05日 17:55

米3冠初戦のケンタッキーダービー制覇から一夜明けた現地4日、激戦を制したソヴリンティ(牡3)を管理するウィリアム・モット調教師(71)は、2冠目のプリークネスS(G1、ダート1900メートル、17日=ピムリコ)参戦について、「数日中に結論を出さなければいけないが、今朝決まることはない」と参戦表明を保留した。4日、「ブラッドホース」電子版が伝えている。
ソヴリンティを管理するモット師はチャーチルダウンズ競馬場の厩舎地区で取材に対応。レース序盤に他馬と接触し、右前肢に軽い外傷を負ったものの、それ以外は一夜明けの段階で、良好な状態にあるとされている。
米3冠競走は1冠目のケンタッキーダービー、2冠目のプリークネスS、3冠目のベルモントS(G1、ダート2000メートル、6月7日=サラトガ)が6週間の過酷なスケジュールで行われる。モット師は「長年やってきて、このタイプの馬は間隔を空けることで、より長く活躍できる可能性があることに気付いています。彼のキャリアを(3冠競走の)5週間よりももっと長く続けさせたいですから。3冠制覇と、それが持つ意味は尊重しますが、必ずしも3冠に固執しているわけではありません」とコメントしている。