豪ダービー戦線で牝馬の活躍止まらず、SAダービーもフェミニーレが制す
2025年05月06日 11:50

現地3日、豪モーフェットヴィル競馬場でG1サウスオーストラリアンダービー(3歳、芝2500m)が行われ、L.ナインドルフ騎乗の伏兵フェミニーレが勝利した。
内枠から出たフェミニーレは後方待機を選択。コーナーに差し掛かった残り700メートルを切ったあたりで内ラチ沿いをキープしながら進出し、直線入り口で逃げていたゴールドラッシュグルの直後まで浮上する。その勢いのまま残り300メートルで先頭に立つと、最後は猛追してきた1番人気のスタトゥアリオも0.73馬身差で退けた。
3着にはさらに1.82馬身でラヴァリエが続き、昨年11月のG1ヴィクトリアダービー勝ち馬のゴールドラッシュグルは6着に終わった。
P.ストークス産駒のフェミニーレはダンディール産駒の牝馬。ここまでの戦績はG3での3着が目立つ程度で前走のG1オーストララシアンオークスも7着と完敗していたが、鞍上の好騎乗もあって牡馬相手に金星を挙げた。
今季のオーストラリア各地のダービーは牝馬の活躍が著しく、4月のG1オーストラリアンダービーを制したアエリアナ、G2のW.A.T.C.ダービーを勝ったマシンガングレイシーに続く牝馬の勝利となった。