現地8日、英ダービー前哨戦にあたるリステッドのディーステークス（3歳牡馬・せん馬、芝10.5ハロン）がチェスター競馬場で行われ、R.ムーア騎乗のマウントキリマンジャロが接戦を制した。

　1番人気のマウントキリマンジャロは後方2番手に控え、最終コーナーでスパート。直線では外に持ち出して末脚を伸ばし、ゴール寸前で2番人気のハイストックを差し切ってクビ差の勝利を収めた。

　A.オブライエン厩舎のマウントキリマンジャロはシユーニ産駒。2歳時に仏G1クリテリウムアンテルナシオナル2着があり、今年初戦だった前走のオールウェザー8ハロンでは3着に敗れたが、叩き2戦目で実力を発揮した。おじにはハスケル招待ハンデキャップなど米G1を2勝のコイル、米G1ハリウッドダービー馬カイロプラクターがいる。

　競馬メディア『Thoroughbred Daily News』によると、今後は各トライアルレースの結果を踏まえて英ダービーか仏ダービーに向かう見込みだという。