現地10日、英リングフィールド競馬場で行われたリステッドのオークストライアルフィリーズステークス（3歳牝馬、芝11.5ハロン）は、R.ムーア騎乗の1番人気ジゼルがノーステッキで2番人気のハープシコードに9馬身差をつけ、わずか3頭立ての一戦に圧勝した。

　ジゼルはA.オブライエン調教師が管理するフランケル産駒で、母ニュースペーパーオブレコードは2018年のブリーダーズカップジュベナイルフィリーズターフ、2020年のジャストアゲームステークスでG1レース2勝の良血。昨年10月にデビュー2戦目で勝ち上がり、今回は約7カ月ぶりの3歳初戦で通算4戦2勝とした。

　英競馬メディア『attheraces.com』によると、この勝利を受けて大手ブックメーカーは英オークスにおけるジゼルの前売りオッズを概算11倍にカット。クールモアグループのP.スミス氏はジゼルを英オークスに登録済みとしつつ、今後に行われるオークス前哨戦で僚馬たちの結果を待ってから進路を探るとしている。