英G3ブリガディアジェラードS、アルマカームが逃げ切り重賞初制覇
2025年05月30日 11:58

現地29日、英サンダウン競馬場でG3ブリガディアジェラードステークス(芝10ハロン)が行われ、O.マーフィー騎乗のアルマカームが快勝した。
最内枠から出てハナを奪ったアルマカームは最後の直線に入っても脚色が衰えず、残り3ハロンを切ったところでスパート。そこへ中団から1番人気のオンブズマンが迫るが並んでの叩き合いには持ち込ませず、1馬身3/4差をつけて逃げ切った。
E.ウォーカー厩舎のアルマカームはロペデヴェガ産駒。今年初戦だった前走の英G3ゴードンリチャーズステークスは3着だったが、叩き2戦目で重賞初制覇となった。
ブリガディアジェラードSはロイヤルアスコット開催でのG1プリンスオブウェールズステークスの前哨戦という位置づけだが、英競馬メディア『At The Races』によると、ウォーカー調教師は高速馬場が予想されるアスコット行きには消極的なもよう。
同師は「凱旋門賞ではなく英チャンピオンステークスが理想の目標だと考えていたが、ライアン・ムーア騎手(昨秋の仏G2ドラール賞で2着)が1.5マイル戦に言及し、オイシン(マーフィー騎手)も同じことを言っていたので凱旋門賞を見据えることにした」とコメント。今後は馬場状態を注意深く見守りつつローテーションを組む意向を示した。