フランケル受胎のビリービング、ロイヤルアスコットでさらなる勲章狙いに
2025年06月05日 12:45

今春に名種牡馬フランケルとの交配を経て受胎した快速牝馬ビリービングが、ロイヤルアスコット開催でのG1キングチャールズ3世ステークスへの準備を進めている。英競馬メディア『At The Races』が報じた。
ビリービングはG.ボーウィー厩舎が管理するメーマス産駒の5歳牝馬。昨年末のタタソールズ社のセールでクールモアが300万ギニー(約6億円)で落札し、今年4月のドバイG1アルクオーツスプリントで日本馬ウインカーネリアンらを下した。
その後にフランケルと交配して受胎し、今年いっぱいで引退する予定だが、ボーウィー調教師はそれまでにG1勝利の数を少なくとも2倍にしようと目論んでいる。「最高の状態。今年は年明けから全く違う牝馬だ」「とても幸せそうで、変化の兆候も見られない」と同師は語った。
さらに同師はロイヤルアスコット後について、「(英G1)ジュライカップに出走予定。彼女はこれからもレースを続けられるし、昨年のナンソープステークス(13番枠から2着)だってもっといい枠だったら勝てたかもしれない。まだ少し時間は残されている」と語った。