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豪州のカミングス調教師が香港移籍へ、ゴドルフィンとの契約満了で決断

2025年06月12日 13:10

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 オーストラリアでG150勝以上しているJ.カミングス調教師が、2026/27シーズンから香港に拠点を移す計画を明らかにした。香港ジョッキークラブの公式サイトが報じている。

 豪州最大のレースであるメルボルンカップを12勝した同国史上屈指の名調教師として知られるバート・カミングス氏の孫にあたるジェームズ・カミングス調教師は、これまでにアナモー、ビヴァーク、ブロードサイディング、カスカディアン、トムキトゥンといった傑出馬を手掛けてきた。

 2017年にオーストラリアにおけるゴドルフィンの専属調教師に就任し、その契約が7月末までだったカミングス師は「ゴドルフィンとの契約を終えて独立するという決断は、私にとって大きな転機となった」とコメント。「香港ジョッキークラブから打診があった時、タイミングがよかったと感じた。将来への確かな見通しが得られるからだ」と述べた。

 香港デビューまで1年以上の期間があるが、香港メディアの『サウスチャイナモーニングポスト』(電子版)によると、カミングス師が時間は味方してくれていると語り、「これまでも香港のオーナーたちと会ってきたが、来年の就任までの間にさらに多くの方々と知り合う時間がたっぷりあるのは嬉しい」と話している。