ロイヤルアスコット開催での日本馬初の勝利を狙うサトノレーヴが現地11日、20日のG1クイーンエリザベス2世ジュビリーステークス（芝6ハロン）に向けて、英ニューマーケット競馬場でR.ムーア騎手を鞍上に迎えて追い切りを行った。英競馬メディア『At The Races』が報じている。

　サトノレーヴは3月末にG1高松宮記念を制し、4月末には香港G1チェアマンズスプリントプライズで2着。ニューマーケットのジュライコースでの調整後、堀宣行調教師は「香港からの移動後、まずは疲れを取ってから、その後は順調に調教を進めてきました」とコメント。「慣れない環境ではありますが、ジェームズ・ホートン厩舎をはじめ、多くの方々のサポートを受けながら、良い状態で来ています」と語った。

　12日時点での大手ブックメーカー『パディパワー』の前売りでは、サトノレーヴは7倍の4番人気。4.5倍の1番人気には昨夏に仏G1モーリスドゲスト賞を勝ったラザットが推され、昨年のロイヤルアスコットでG1コモンウェルスカップを勝っているイニシェリンとオーストラリアからの移籍初戦だった前走で惨敗したストームボーイが6倍の2番人気で並んでいる。