コモンウェルスCは人気馬総崩れ、タイムフォーサンダルズが混戦に断
2025年06月21日 11:09

現地20日、英ロイヤルアスコット開催でG1コモンウェルスカップ(3歳・セン馬不可、芝6ハロン)が行われ、R.キングスコート騎乗の伏兵タイムフォーサンダルズが接戦を制した。
21頭立ての1番枠から出たタイムフォーサンダルズは内ラチ沿いの馬群の2、3番手に。残り1ハロン手前でこのグループの先頭に立つと、外ラチ沿いの馬群もとらえて残り0.5ハロンで真の先頭に。馬体を離しての叩き合いをクビ差で制した。
2着アリゾナブレイズ、3着ラエフカ、4着サイーダダリヤンと上位は人気薄が占め、1番人気に推されていたシャドウオブライトは5着、2番人気のジョンキルは13着など人気馬が総崩れの決着となった。
H.ユースタス厩舎のタイムフォーサンダルズはサンズオブマリ産駒。重賞では前走の仏G3テキサニタ賞2着など善戦止まりが続いていたが、この大舞台で見事な勝利を手にした。2代母ファラオズディライトは愛G1フェニックスステークス勝ち馬で、近親には米G1ブリーダーズカップターフを制したレッドロックスがいる。
セカンドクロップサイアーの父サンズオブマリは産駒のG1初制覇。ユースタス調教師はクイーンアンステークスのドックランズに続いて今年のロイヤルアスコット開催で2度目のG1勝利となった。