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レベルスロマンスが英G2ハードウィックSを快勝、ゴドルフィンで最多タイの重賞13勝目

2025年06月22日 10:03

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 英ロイヤルアスコット開催最終日(現地21日)のG2ハードウィックステークス(4歳以上、芝12ハロン)は、1番人気のレベルスロマンスが4番手キープから直線入口で早め先頭の形を作り、追いすがる2番人気アルリファーに1馬身3/4差をつけて快勝した。

 レベルスロマンスは外から2つ目の11番枠もあり序盤の下り坂をじっくり運び、逃げ馬の直後で3番手につけた3番人気ゴーストライターの外を離れず追走。最終コーナーで動くと直線入口から早くも抜け出し、中団の後ろから末脚を伸ばすアルリファーを寄せつけなかった。

 ゴーストライターは外のレベルスロマンスが動いたタイミングで前が壁になり、仕掛けがやや遅れる形になってさらに1馬身1/2差の3着に終わった。

 ドバウィ産駒の7歳セン馬レベルスロマンスは、前走のG2ヨークシャーカップに続き通算13度目の重賞制覇。同馬を管理するC.アップルビー調教師はロイヤルアスコット開催で3年ぶりの白星となった。

 レベルスロマンスを所有するゴドルフィンの公式サイトでは「殿下とチーム・ゴドルフィンにとって偉大な週になっているし、私もどうにか一つ加えることができてうれしい。ウィリアム(ビュイック騎手)が仕掛けたら、彼を追い抜くのは困難になるであろうことは分かっていた」と喜ぶアップルビー師のコメントを紹介。また、レベルスロマンスの重賞13勝は豪州で活躍したアナモーに並び、ゴドルフィン所有馬として最多の重賞勝利数になったとしている。

 なお、英競馬メディア『attheraces.com』などによると、ロイヤルアスコット開催の開幕直前にゴーストライターを購入したアモレーシングのK.ジューラブシャン氏は、初の12ハロンにおける内容を評価するとともに、今後は速い馬場を求めてアメリカや豪州などへの遠征を検討すると話している。