米G1スティーブンフォスターS、マインドフレームが豪華メンバーを相手に完勝
2025年06月29日 13:51

米G1スティーブンフォスターステークス(4歳以上、ダート9ハロン)が現地28日にチャーチルダウンズ競馬場で6頭により争われ、道中2番手キープの1番人気マインドフレームが最後方から早め進出の2番人気シエラレオーネを振り切って快勝した。
マインドフレームは逃げる3番人気ファーストミッションから1馬身と離れず2番手をキープ。この日もゲートが遅く最後方追走のシエラレオーネは第3コーナーの手前から位置を上げはじめ、マインドフレームをもかわす勢いで3番手まで進出する。
この動きを受けて各馬のピッチが一斉に上がり、マインドフレームはシエラレオーネに先を譲るまいと1馬身ほどのリードで最終コーナーを回ると、内から張ってくるファーストミッションをねじ伏せるようにして直線入口からさらに加速。3馬身ほど抜け出して粘り込みを図り、巻き返しにくるシエラレオーネから1馬身のリードを守り切った。
ファーストミッションがさらに1馬身1/4差の3着に粘り込み、その背後で3番手追走の4番人気ミスティックダンはクビ差の4着、ドバイワールドカップ制覇から帰国初戦のヒットショーは5番手追走のまま5着に終わった。
マインドフレームはT.プレッチャー調教師が管理するコンスティテューション(父タピット)産駒の4歳牡馬で、前走のチャーチルダウンズステークスに続く2度目のG1制覇。今季負けなしの3連勝で重賞3勝目とした。
チャーチルダウンズ競馬場の公式サイトによると、マインドフレームの走破時計1分47秒48はレース史上4位という優秀なもの。プレッチャー師は「ファーストミッションはラチから離れてくるかもしれないと思っていたが、結局その通りになった」「今日の彼は持ち前のスピードを発揮して本当によくやってくれた。シエラレオーネがコーナーで猛然とやってきたし、彼はトップクラスの馬たちを抑えなければならなかったが、それをやってのけた」と終盤の攻防に耐えたマインドフレームの走りを称賛している。