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​良血馬ダリズが無傷の4連勝、仏G2ウジェーヌアダム賞を制す

2025年06月30日 12:35

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 現地29日、仏サンクルー競馬場でG2ウジェーヌアダム賞(3歳、芝2000m)が行われ、良血馬ダリズがデビューからの連勝を4に伸ばした。

 スタートからしばらくはかかり気味だったダリズだが、M.バルザローナ騎手が何とかなだめて4番手で落ち着く。直線に入ると先行勢の外から追い上げたダリズは残り200メートル過ぎでベイシティローラーをとらえて先頭に立つと、そのまま押し切って3/4馬身差の勝利を収めた。

 F.グラファール厩舎のダリズはシーザスターズ産駒で、アガ・カーンスタッドの自家生産馬。母ダルヤカナはG1香港ヴァーズ勝ち馬で、2代母のダルヤバは仏オークスとヴェルメイユ賞の両G1を制覇。半兄には仏G1ガネー賞を勝ったダリヤン(父シャマーダル)がいる。自身は4月のデビューから無傷の4連勝での重賞初制覇となった。

 グラファール調教師は「彼には大きな期待を寄せており、結果には非常に満足している」と競馬メディア『Thoroughbred Daily News』にコメント。「精神的にも肉体的にもまだまだ成長の余地があり、完成形ではないと思っている」「凱旋門賞の候補であるのは間違いない。ゆくゆくは1.5マイルを走る予定だが、まずは落ち着くことを学ぶ必要がある」と続け、次走の候補には8月の10ハロンG1英インターナショナルステークスを挙げていた。