現地5日、米インディアナポリス競馬場でG3インディアナダービー（3歳、ダート8.5ハロン）が行われ、J.ヴェラスケス騎乗のティップトップトーマスがトラックレコードで勝利した。

　好スタートを切ったティップトップトーマスはブービー人気のマスターコントローラーと並んでハナ争いとなり、第3コーナーで単騎先頭になると今度はコールバトルに競りかけられる形に。それでも最後まで先頭は譲らず、半馬身差で振り切った。

　T.プレッチャー厩舎のティップトップトーマスはメダグリアドーロ系ヴォラタイル産駒。2歳時にG1シャンペンステークス2着があり、それ以来の重賞挑戦で勝利を手にした。

　なお米競馬メディア『Daily Racing Form』によるとプレッチャー調教師はティップトップトーマスが10ハロン向きではないとして8月のG1トラヴァーズステークスに出すつもりはないとのこと。同メディアはティップトップトーマスの次走は9月の9ハロンG1ペンシルベニアダービーになる可能性があるとしている。