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南アG1ダーバンジュライ、ザリアルプリンスがシーズン総決算で重賞初制覇

2025年07月09日 12:55

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 南アフリカ競馬の祭典、G1ダーバンジュライ(3歳以上、芝2200m)が現地5日にグレイヴィル競馬場で18頭により争われ、中団ラチ沿い追走のザリアルプリンス(4番人気タイ)が前方から先に抜け出した1番人気エイトオンエイティーンとの競り合いをクビ差で制した。

 スタート直後の接触で後方に下げられたザリアルプリンスだが、すぐに内ラチ側に潜り込んで中団に位置を挽回。前方の外で6番手キープのエイトオンエイティーンを見ながら追走すると、徐々に外へ切り替えながら迎えた直線ではスムーズに抜け出したエイトオンエイティーンに残り200mで並び叩き合いを制した。

 さらに2馬身1/4差の3着争いを道中で勝ち馬の背後にいた3番人気セルクウィが制し、連覇を狙ったオリエンタルチャームは前年同様に逃げるも11着に沈んだ。

 ザリアルプリンスはD.カンネマイヤー調教師が管理するギミザグリンライト(父モアザンレディ)産駒の4歳セン馬で重賞初制覇。202312月のデビューから9戦目の前走まで1マイル以下の距離経験しかなく、一気の距離延長で南ア最大のレースを制すことになった。なお、2歳上の全兄ギミアプリンスは1月のG1ケープフライングチャンピオンシップ勝ちなど短距離路線で活躍している。