英アスコット競馬場で現地12日にG2サマーマイルステークス（4歳以上、芝8ハロン）が行われ、5番手追走の2番人気ネバーソーブレーブが10馬身余りのリードで最終コーナーを回った4番人気のポイントライナスを直線で猛追。ゴール前で鮮やかに差し切った（3/4馬身差）。

　1番人気のハーテムは3番手追走から直線で勝ち馬と併せるように末脚を伸ばすも、追いくらべに後れを取ってさらに3/4馬身差の3着に敗れた。

　ネバーソーブレーブはA.ボールディング調教師が管理するノーネイネバー（父スキャットダディ）産駒の4歳セン馬で、今回はハーテムが制した昨年のG3ジャージーステークス（6着）以来となる2度目の重賞挑戦で初制覇。これまではハンデ戦を中心に出走しており、前走はロイヤルアスコット開催のバッキンガムパレスステークスを勝っていた。

　ボールディング師は『Sky Sports Racing』に対し、ネバーソーブレーブをグロリアス・グッドウッド開催のG2レノックスステークスに登録しているとコメント。ただ、6ハロンからマイルまで対応できる万能性があり、オーナーと協議して他の選択肢を探る可能性にも言及している。