サバデザートがゲート失敗を挽回、英G2スーパーレイティヴS快勝
2025年07月14日 14:00

現地12日、英ニューマーケット競馬場でG2スーパーレイティヴステークス(2歳、芝7ハロン)が行われ、W.ビュイック騎乗のサバデザートが出遅れを挽回して快勝した。
スタートで立ち上がってしまい大きく出遅れたサバデザートだが、すぐに馬群に追いついて4番手付近まで挽回。終盤で各馬が追い出すと1番人気のイタリーや2番人気のワイルドデザートらと横並びの叩き合いから抜け出し、最後はイタリーに1馬身1/4差をつけてゴールした。
C.アップルビー厩舎のサバデザートはゴドルフィン所有のドバウィ産駒。デビュー2連勝での重賞初制覇となった。2代母のゴッサマーは愛1000ギニー馬で、近親には愛2000ギニーとブリーダーズカップマイルを勝ったバラシアや英G1レーシングポストトロフィーを制したイブンハルドゥーン、米G1ブリーダーズカップジュベナイルターフスプリントを勝ったミスチーフマジック、サラトガダービーなど米G1を3勝のプログラムトレーディングなど活躍馬が多数いる。
近年のスーパーレイティヴSの勝ち馬には活躍馬が多く、23年のシティオブトロイは英ダービーを制覇。過去5年で3勝しているアップルビー厩舎からは米G1ブリーダーズカップマイルなどを制した20年のマスターオブザシーズ、愛2000ギニーなどを勝った21年のネイティヴトレイルが出ている。
競馬メディア『Thoroughbred Daily News』によると、アップルビー調教師は「この道は私たちがよく通るもの。カラの(愛G1ヴィンセントオブライエン)ナショナルステークスを経て(英G1)デューハーストステークスに進むことができる。来年はダービーというよりもギニー向きだろう」と語り、ネイティヴトレイルと同じローテーションを示唆している。