仏G2マルレ賞、英オークス8着のキリンクイーンが逃げ切り勝ち
2025年07月15日 14:05

現地13日、日本のエンターテインメント企業サイゲームスがメインスポンサーの仏G2マルレ賞(芝2400m)がパリロンシャン競馬場で行われ、K.シューマーク騎乗のキリンクイーンが逃げ切った。
5頭立てのレースで2馬身ほどリードの単騎逃げを打ったキリンクイーンは、フォルスストレートでいったん後続を引きつけてから直線入り口でロングスパート。再び差を広げて逃げ込みを図るところに1番人気の無敗馬サンリーから猛追を受けたが、辛くも短クビ差で凌ぎ切った。
キリンクイーンの父ピナトゥボは産駒2世代目にして待望の重賞初制覇。叔母には愛1000ギニー馬ナイタイム、いとこにはエクリプスステークスなどG1を4勝したガイヤース、米G1マンノウォーステークスを制したジューコワがいる。
自身はリステッドのフィリーズトライアルステークスを勝って臨んだ前走のG1英オークスで8着に敗れたが、フランス遠征で重賞初勝利を手にした。
競馬メディア『Thoroughbred Daily News』によると、E.ウォーカー調教師は「エプソム(英オークス)は大きな期待を抱いて臨んだが、残念ながら馬場が軟らかかった」「ここは速い展開になることは分かっていたし、彼女なら1.5マイルも持ちこたえてくれると確信していた」とコメント。次走には8月の英G1ヨークシャーオークスを挙げた。