NEWS

ニュース

ニュース/コラム

​オブライエン厩舎の出世レース、今年は牝馬のトゥルーラブが圧勝

2025年07月21日 10:30

  • 友だち追加数

 現地19日、愛カラ競馬場でG2レイルウェイステークス(2歳、芝6ハロン)が行われ、R.ムーア騎乗のトゥルーラブが1番人気に応えて5馬身差で圧勝した。

 4頭立てのレースは全馬がほぼ一団となり、トゥルーラブは3番手に。ライバルたちが仕掛け始める中、残り2ハロン過ぎで余裕の手応えのまま先頭に立ったトゥルーラブはR.ムーア騎手が追い出すとあっという間にリードを広げ、終わってみれば同じA.オブライエン厩舎のプエルトリコらを寄せ付けなかった。

 ノーネイネヴァー産駒のトゥルーラブは前走の英G2クイーンメアリーステークスに続く重賞2連勝。今回は1ハロンの距離延長、牡馬相手だったが全く危なげなかった。競馬メディア『Thoroughbred Daily News』によると、オブライエン調教師は「彼女はスピードがあるので、6ハロンをこなせるか確信が持てていなかった」と語り、距離克服を喜んだ。

 今後については「フェニックスステークスはもちろん、モルニー賞やチェヴァリーパークステークスもいけそうだ。今日はG2だったが、今の彼女はこれらのG1のいずれかに臨む準備ができているはず」と語った。

 オブライエン厩舎の歴代のレイルウェイS勝ち馬には後の名馬が多く、英2000ギニーを制したキングオブキングスとジョージワシントン、英愛2000ギニーなどG1を7連勝した「ザ・ロック」ことロックオブジブラルタル、愛2000ギニー馬で種牡馬としても成功したマスタークラフツマン、そして今年の仏2000ギニー馬アンリマティスなどがいる。