現地19日、今年から米G2に格下げと同時に名称変更となったアルフレッドG.ヴァンダービルトステークス（ダート6ハロン）が米サラトガ競馬場で行われ、P.ロペス騎乗のブックンダンノが得意のサラトガで快勝した。

　ブックンダンノは中段の内ラチ沿いで流れに乗り、第4コーナーで先行勢の外に持ち出しつつ浮上。直線では前走でもしのぎを削ったマリキンとの叩き合いになり、ライバルを競り落とすとそのまま2馬身半差をつけてゴールした。

　2着は前走のG3トゥルーノースステークスに続いてブックンダンノの後塵を拝したマリキン。昨年（アルフレッドG.ヴァンダービルトハンデキャップ）の勝ち馬ナカトミはさらに3馬身3/4差の3着に敗れた。

　D.ライアン厩舎のブックンダンノはブッケロ産駒の4歳セン馬。昨年は2月のG3サウジダービーでフォーエバーヤングの2着に入り、6月にサラトガで行われたG1ウッディースティーブンスステークスを制覇。今年は中東遠征を自重し、前走に続いてサラトガでの重賞2連勝とした。

　競馬メディア『Thoroughbred Daily News』によると、ライアン調教師は次の目標として8月23日にサラトガで行われるG1フォアゴーステークスを挙げている。