現地20日、仏シャンティイ競馬場でG3メシドール賞（芝1600m）が行われ、C.シェパード騎乗のクッドワーが先行抜け出しの盤石なレース運びで快勝した。

　内ラチ沿いに進出して2番手の好位に付けたクッドワーは、残り300メートル付近で逃げるジオグラフィーを追ってスパート。あっさりとかわして先頭に立つとそのままリードを広げ、2馬身半差をつけてゴールした。

　S＆E.クリスフォード厩舎のクッドワーはキングマン産駒の5歳馬。前走の英G1クイーンアンステークスでは硬い馬場で最下位と惨敗していたが、しっかり立て直して今年5月のモントルトゥー賞以来の白星を手にした。

　英競馬メディア『At The Races』によると、E.クリスフォード調教師は次走は馬場次第としつつ「8月後半の（仏G1）ジャックルマロワ賞や（英G2）セレブレイションマイルはいい選択肢になるかもしれない」「もう少し先の（仏G1）ムーランドロンシャン賞もあるので、そちらも検討している」といくつか候補を挙げている。