今年に入って重賞2連勝と充実一途のエストレンジは、現地8月21日のヨークシャーオークスでG1初制覇を狙っている。その結果次第では10月の仏G1凱旋門賞が見えてきそうだ。英競馬メディア『At The Races』が報じている。

　D.オメーラ調教師が管理するナイトオブサンダー産駒の4歳牝馬エストレンジは、5月末に英G3レスターピゴットフィリーズステークスを4馬身1/4差で楽勝。今月5日の英G2ランカシャーオークスはクビ差勝ちだったが、オメーラ師いわく「彼女はほとんどレースをしていなかった。ラスト2ハロン半のダッシュだった」という内容だった。

　オメーラ師が「次の目的地はヨーク」と明言するヨークシャーオークスは一線級との対戦必至で実力が試される一戦となるが、同師は「このまま順調に走れば、凱旋門賞が最終目標だ」とさらなる高みを見据えている。