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米3歳G2ジムダンディSはソヴリンティが貫禄勝ち、バエザを叩き合いからねじ伏せる

2025年07月27日 14:57

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 米サラトガ競馬場で現地26日に行われたG2ジムダンディステークス(3歳、ダート9ハロン)は、1番人気のケンタッキーダービー馬ソヴリンティが序盤の2番手から一時は最後方まで下げると、第3コーナーから進出して2番人気のバエザを1馬身差にねじ伏せた。

 ソヴリンティは逃げも打てそうな好発から2番手で向正面に入るも、内からバエザが上昇してくると先を譲り、それに追随する後続たちもいなすようにして最後方の5番手まで下がる。ひと呼吸置いて第3コーナーから再び進出したソヴリンティはバエザと馬体を併せて直線に入り、叩き合いからねじ伏せて貫禄勝ち。さらに9馬身1/4差と離れた3着争いは5番人気のヒルロードが制した。

 W.モット調教師が管理するソヴリンティはKYダービー、ベルモントステークスと二冠達成後、1カ月半ほどの間隔を空けた再始動戦で重賞3連勝(5勝目)。モット師は2017年のグッドサマリタン以来となるジムダンディS制覇(5勝目)とした。

 ニューヨーク競馬協会(NYRA)の公式サイトによると、モット師は「彼が良い形で戻ってきて、これまでのようにトラヴァーズに向けて上手く調教できればと願っているよ」「我々はトラヴァーズに向けて準備中であり、それが皆にとっての主目的さ。ミッドサマーダービー、トラヴァーズは私にとって重要なんだ。一度も勝ったことがないレースだし、引退する前に是非とも勝ちたいんだ」と、8月23日のトラヴァーズステークスに強い意欲を見せている。