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英G2レノックスS、H.ドイル騎乗の伏兵ウィットネススタンドが重賞初制覇

2025年07月30日 13:20

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 英グッドウッド競馬場で現地29日にG2レノックスステークス(3歳以上、芝7ハロン)が行われ、H.ドイル騎乗のウィットネススタンド(7番人気タイ)が3番手追走から残り2ハロンで抜け出すと、後方から内に切り込んで追い上げるT.マーカンド騎乗のレイクフォレスト(4番人気タイ)に2馬身3/4差をつけて快勝した。

 連覇を狙った1番人気オーディエンスは2番手追走から直線で外にもたれ、鞍上が修正しながら追い上げるもさらに2馬身1/4差の3着に終わった。

 ウィットネススタンドはR.ニューランド&J.インソール調教師が管理するエキスパートアイ産駒の4歳セン馬で重賞初制覇。今季初戦ではアスコリピチェーノが制した1351ターフスプリントに出走し、最下位の13着に大敗していた。

 英競馬メディア『racingtv.com』などによると、2014年にピノードレでグランドナショナルを制したニューランド師は、2023年12月から厩舎を共同運営するインソール師が平地調教チームを率いているとし、そのインソール師は「調教師として良い馬を一生待ち続け、レノックスを勝てるなんて本当に信じられない」と歓喜。「彼をハンガーフォード(ステークス)に登録してあるが、これで斤量を負担しなければならなくなった。今朝、彼をフォレ賞にも登録したんだ」と、今後について選択の余地があることを明かしている。

 なお、オーディエンスと1番人気を分け合っていたキンロスは、そのオーディエンスにゲート裏で蹴られて除外になるアクシデント。英競馬メディア『racingpost.com』はキンロスのR.ライアン騎手の話として、左前肢から出血するも大事には至っていない模様と報じている。