現地30日、英グッドウッド競馬場でG3モールコームステークス（2歳、芝5ハロン）が行われ、R.ムーア騎乗のレディイマンが快勝した。

　発馬直後に隣の馬にぶつかられたレディイマンは、馬場中央寄りの集団の中団からに。残り2ハロンで先行勢の外に出して進路を確保すると楽な手応えで先頭に立ち、各馬が追い出してからもリードを保って2着のアルゼンチンタンゴを1馬身半差で退けた。

　G.リヨン厩舎のレディイマンは新種牡馬スターマン産駒の牝馬。2走前に愛G3ブラックベアードフィリーズスプリントステークスを勝ち、前走の愛G2エアリースタッドステークスは2着だったが、これで重賞2勝目となった。

　競馬メディア『Thoroughbred Daily News』によると、リヨン調教師はこの勝利で優先出走権を得た11月の米GIブリーダーズカップジュベナイルターフスプリントへの参戦に意欲的とのこと。一方で古馬との対戦になる8月の英G1ナンソープステークス参戦には難色を示したという。