ワールがナッソーSを圧勝、悪天候でフラッグスタートに変更も問題なし
2025年08月01日 14:06

現地31日、英グッドウッド競馬場でG1ナッソーステークス(3歳以上牝馬、芝10ハロン)が行われ、雷によってスターティングゲートが使用不可となり、フラッグスタートに変更されたアクシデントをものともせず、1番人気に推されていた3歳馬ワールが圧勝した。
この日のグッドウッドは30分で30ミリ近い豪雨のため馬場状態が急速に悪化し、周辺地域の雷を考慮してナッソーSはスターターが旗を振る合図でスタートすることに。そんな中でワールは先頭でレースを牽引し、最後の直線ではセルセネに並びかけられたものの残り1ハロン手前で再び突き放すとそこからは独走。一気にリードを広げてセルセネに5馬身差をつけてゴールした。
2番人気の4歳馬シーザファイアはスタートで立ち遅れて最後方からとなり、勝ち負けに加われないままワールから6馬身1/4差の3着に終わった。
A.オブライエン調教師が管理するウートンバセット産駒のワールは、G1英オークスで同厩馬ミニーホークの2着。前走の愛G1プリティポリーステークスでは古馬の強豪カルパナを下していた。
英競馬メディア『At The Races』によると、オブライエン師は「あらゆる可能性を秘めている。凱旋門賞やそのトライアル、ブリーダーズカップにだって出られるだろう」とワールを絶賛した。