英G3ゴードンS、マーチャントが3連勝で重賞初制覇
2025年08月01日 14:09

現地31日、英グッドウッド競馬場でG3ゴードンステークス(3歳、芝12ハロン)が行われ、圧倒的な1番人気に推されていたマーチャントがウィンブルドンホークアイとのマッチレースを制した。
落雷の恐れのため通常のゲートではなくフラッグスタートとなったレースで、マーチャントは後方2番手からに。隊列に大きな変化なく最後の直線に入ると、T.マーカンド騎乗のマーチャントは馬群を縫うように進出。残り1ハロンからは3番手以下を離してウィンブルドンホークアイとの一騎打ちとなり、長い競り合いの末にハナ差で先着した。
W.ハガス厩舎のマーチャントはテオフィロ産駒で、3連勝での重賞初制覇。昨年のゴードンSの勝ち馬ヤンブリューゲルは続くG1英セントレジャーも連勝したが、競馬メディア『Thoroughbred Daily News』によると、ハガス調教師はセントレジャー参戦には乗り気でない様子。
オーナーであるハイクレア・サラブレッドレーシングのH.ハーバート氏は「できれば(8月の英G2)グレートヴォルティジュールステークスに出したいと思っている。そこを勝てば、凱旋門賞を夢見ることができるかもしれない」と話している。