現地1日、英グッドウッド競馬場でG3サラブレッドステークス（3歳、芝8ハロン）が行われ、O.マーフィー騎乗のシーガルズイレブンが逃げ切り勝ちを収めた。

　4頭立てのレースでハナを切ったシーガルズイレブンは、残り2ハロンで満を持してスパート。後続の追撃を最後まで凌ぎ切り、2着のディエゴヴェンチュラに3/4馬身差をつけて逃げ切った。

　H.パーマー厩舎のシーガルズイレブンはガリレオゴールド産駒のセン馬。2歳時に愛G1ヴィンセントオブライエンナショナルステークス3着、英G1デューハーストステークス4着があり、今年初戦だった5月のG1英2000ギニー（最下位の11着）後に去勢。復帰から叩き3戦目のここで重賞初制覇となった。

　英競馬メディア『At The Races』によると、パーマー調教師は「彼はかなり手がかかり、調教が容易な馬ではなかったが、気性に問題があるわけでなかった。顔つきの優しい、多才な馬だ」とコメント。今後については、11月にオーストラリアで行われる賞金総額1000万豪ドル（約9億5000万円）の超高額賞金レース、ゴールデンイーグル（芝1500m）への出走に意欲を示した。