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シエラレオーネが最後方から一気、強豪そろった米G1ホイットニーSを完勝

2025年08月03日 15:06

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 米G1ホイットニーステークス(4歳以上、ダート9ハロン)がサラトガ競馬場で現地2日に行われ、2番人気のシエラレオーネが最後方の9番手から馬群の中を通って最終コーナーでは大外に持ち出されると、内から伸びる4番人気ハイランドフォールズをねじ伏せるように差し切った(1馬身差)。

 先行する2頭が半マイルを47秒07で入り、5馬身ほど離れた3番手を1番人気のフィアースネスが追走。マークするようにハイランドフォールズと3番人気のホワイトアバリオが続き、シエラレオーネは終始最後方から集団を追い掛ける。6番人気のスキッピーロングストッキングが第3コーナーからラチ沿いを進出して先頭に立つとフィアースネスも応じ、終盤の攻防が一気に熱を帯びていった。

 直線入口ではフィアースネスが先頭に躍り出るもすぐに脚が上がり、追撃するハイランドフォールズがシエラレオーネと馬体を併せてかわしていく。ハイランドフォールズも粘るがシエラレオーネの手応えが勝り、最後は鞍上が手綱を控える余裕とともにゴールを駆け抜けた。

 中盤までシエラレオーネと並走していた7番人気のディスアームが第3コーナーからスキッピーロングストッキングについていき、しぶとく脚を伸ばして2馬身差の3着。これに1馬身差でホワイトアバリオ、さらに1馬身3/4差でフィアースネスは5着に終わった。

 C.ブラウン調教師が管理するシエラレオーネは昨年11月のブリーダーズカップクラシック以来となる白星で3度目のG1制覇(重賞4勝目)。今年は3月のG2ニューオーリンズクラシック、前走のG1スティーブンフォスターステークスと連敗スタートとなったが、現役最強クラスの古馬がそろう3戦目で本領発揮となった。

 ニューヨーク競馬協会(NYRA)の公式サイトによると、シエラレオーネのブラウン師とハイランドフォールズのB.コックス調教師は、ともに次走の予定をジョッキークラブゴールドカップとコメントしている。