米サラトガ競馬場で現地2日に10頭により争われたG1フォースターデイヴステークス（4歳以上、芝8ハロン）は、2番人気のデターミニスティックが2番手追走から直線半ばで先頭に立ち、後方から追い上げる5番人気インテレクトに1馬身1/4差をつけて完勝した。

　8番枠のデターミニスティックは気合いをつけられて2番手を取り切ると、1馬身前で逃げる8番人気マイボーイプリンスを目標に第3コーナーから進出開始。直線入口で並ぶと最後の1ハロンから先頭に顔をのぞかせて押し切った。

　インテレクトは中団の後ろから馬群を捌いて直線に入り2着に入線。さらに3/4馬身差で3着が並んだ3着争いは3番手追走のウィンフォーザマネーが粘るマイボーイプリンスを差し切り（ハナ差）、1番人気のヨハネスは最後方で向正面に入るなど展開がかみ合わず9着に沈んだ。

　デターミニスティックはM.クレメント調教師が管理するリアムズマップ（父アンブライドルズソング）産駒の4歳牡馬。デビュー当初はG3ゴッサムステークス勝ちなど三冠路線を歩んだが、昨年6月から芝に転じて素質を大きく開花させ、これで前走のマンハッタンステークスに続く2度目のG1制覇（重賞6勝目）とした。

　この勝利でデターミニスティックはブリーダーズカップマイルの優先出走権を獲得。クレメント師はニューヨーク競馬協会（NYRA）などに対し、関係者と相談と断りつつウッドバインマイル（9月13日）ないしクールモアターフマイル（10月4日）からBCマイルに向かうプランを披露している。