NEWS

ニュース

ニュース/コラム

種牡馬断念のブカネロフェルテ、愛G3フェニックススプリントSで復活の重賞勝ち

2025年08月14日 12:50

  • 友だち追加数

 現地9日、愛カラ競馬場で行われたG3フェニックススプリントステークス(3歳以上、芝6ハロン)は、3番人気のブカネロフェルテが抜群のスタートから他の11頭を先導すると、鞍上の腕が先に動きはじめる後続を尻目に残り2ハロン過ぎから仕掛けて逃げ切った。

 1馬身1/4差の2着に2列目から内ラチ沿いを伸びた4番人気のマイメイトアルフィーが続き、さらに1/2馬身差の3着にも勝ち馬の直後で2列目につけた5番人気のカインドオブブルーが入線。1番人気のアイデスオブマーチは大きく出遅れて11着に沈んだ。

 A.マレー調教師が管理するウートンバセット産駒のブカネロフェルテは昨年5月のG3ラッカンステークス以来となる4度目の重賞制覇。同10月の英チャンピオンズスプリントステークスを最後に種牡馬入りしたものの受胎率が低く、第2のキャリアを断念して4歳の今季も現役続行することになり、5月の復帰戦ではリステッドを勝っていた。

 ブカネロフェルテを所有するアモレーシングのK.ジューラブシャン氏は、英競馬メディア『racingtv.com』に対して当面はアイルランドから国外に出すことはないとし、「彼はカラ競馬場が得意だからフライングファイブ(ステークス)を狙うことになりそうだ」と今後の見通しを語っている。