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陣営の夢が詰まった仏遠征!オルフェーヴルの孫アロヒアリイ出走のギヨームドルナノ賞は6頭立て

2025年08月14日 13:43

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 日本のアロヒアリイ(牡3、田中博)が出走するギヨームドルナノ賞(G2、芝2000メートル、16日=フランス・ドーヴィル)の出走馬が13日、確定した。12日時点の登録馬は9頭だったが、3頭が取り消したため、6頭立てとなった。

 アロヒアリイの他、仏ダービー2着のクアリフィカー、G1・2着2回のラシャバー、ジャックナイフ、デュモネ、バタルユームザインが登録している。

 アロヒアリイは父がドゥラメンテ、母がエスポワール、母の父がオルフェーヴルで、5代母が英オークス馬サンプリンセスという血統。22年のセレクトセール当歳部門で6000万円(税抜き)で落札され、鈴木剛史オーナーが所有している。昨年11月に東京の新馬戦で勝利を挙げ、1勝クラス2着から臨んだ弥生賞で3着に入り、優先出走権を獲得した挑んだ皐月賞は8着だった。ここまでの戦績は4戦1勝。

 管理する田中博康調教師は現役時にフランスへ長期遠征し、開業当初から厩舎の大仲(スタッフの休憩所、ミーティングを行う場所)には目標である「凱旋門賞制覇」と書かれた額が掛け、フランス挑戦を視野に入れてきた。鈴木剛史オーナーが7年前、開業直後の田中博厩舎に預託した馬がオルフェーヴル産駒エクリリストワール。馬名の意味は「(新しい)歴史を記す(フランス語)。ヨーロッパ競馬の伝統に敬意を表して」だった。

 フランスでフォワ賞2勝、凱旋門賞2着2回という成績を残した名馬オルフェーヴルを母の父に持つアロヒアリイのフランス遠征。ハイレベルなG2として知られるギヨームドルナノ賞だが、ここの内容、結果次第で凱旋門賞挑戦が大きく見えてくる。陣営の夢とロマンが詰まった挑戦を応援したい。

出典:日刊スポーツ