英G2ハンガーフォードS、重賞初挑戦のモアサンダーが鮮やかに制す
2025年08月17日 10:31

英ニューベリー競馬場で現地16日に行われたG2ハンガーフォードステークス(3歳以上、芝7ハロン)は、後方追走の1番人気モアサンダーが馬群の中から最後の100ヤードで抜け出し、逃げ馬の横から粘り込む3番人気のウィットネススタンドに2馬身1/4差をつけて完勝した。
アタマ差の3着に外ラチ側で馬群の2列目を進んだマーベルマン(6番人気タイ)が続き、2番人気のキングズギャンブルはその直後から追走一杯で9着に沈んだ。
モアサンダーはW.ハガス調教師が管理するナイトオブサンダー産駒の4歳牡馬で今回が重賞初挑戦。M.スタウト調教師の下でデビューした昨年は5戦1勝だったが、同師の引退に伴い転厩した今年は4月の始動戦から今回まで5戦4勝と好調なシーズンを送っている。これまではハンデ戦を主戦場としていた。
英競馬メディア『attheraces.com』などによると、ハガス師はモアサンダーを6ハロンからマイルのあらゆるレースに登録してあるとし、今後は使っていけるレース数に応じてG2かG1にするとコメント。そのためには5歳の来年も現役続行させるかプランを決める必要があると話している。