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「抜群の加速」「母はオルフェ産駒」海外メディアがアロヒアリイの血統紹介/ギヨームドルナノ賞

2025年08月17日 17:40

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<ギヨームドルナノ賞>◇16日=ドーヴィル(フランス)◇G2◇芝2000メートル◇3歳◇出走5頭

 日本からフランスに遠征したアロヒアリイ(牡3、田中博)がクリストフ・ルメール騎手を背に逃げ切り、重賞初制覇を果たした。父がドゥラメンテ、母の父が凱旋門賞2着2回のオルフェーヴルという血統。田中博康調教師、鈴木剛史オーナーが目標にしている凱旋門賞(G1、芝2400メートル、10月5日=パリロンシャン)制覇が見えてきた。

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 欧米の競馬メディア「サラブレッドデイリーニュース」電子版はアロヒアリイの勝利を「欧州デビュー戦で素晴らしい走り」と伝えた。記事では、この日のドーヴィル競馬場の1R、同じ芝2000メートルのコースで行われた古馬のG3ゴントービロン賞より勝ちタイムが3秒近く遅かったことに触れ、「アロヒアリイは抜群の加速力で勝負を決めた」と紹介。「このポテンシャルが2400メートルの王者を決める凱旋門賞で発揮されるかどうかはまだわからない」と冷静に評価しつつ、「ただし、彼の父(ドゥラメンテ)は東京優駿(日本ダービー)の勝ち馬であり、母はパリロンシャン競馬場の伝説の馬オルフェーヴルの産駒だ」と血統面の魅力も伝えている。

 同紙は「血統メモ」として、アロヒアリイの血統背景もくわしく紹介。母エスポワールがG3ターコイズSで2着だったこと、母の半兄に青葉賞馬でダービー3着のアドミラブルがいること、また、近親に菊花賞2着のアリストテレスがいること、牝系をさかのぼると、83年の英オークス、ヨークシャーオークス、英セントレジャーを制した名牝サンプリンセス(アロヒアリイの5代母。83年凱旋門賞でオールアロングの2着)がいることも伝えている。

出典:日刊スポーツ