ヴィアシスティーナが豪G1ウィンクスSを連覇、新シーズンを幸先良くスタート
2025年08月24日 09:03

豪州の2025/2026シーズンで最初のG1となるウィンクスステークス(3歳以上、芝1400m)が現地23日にランドウィック競馬場で11頭により争われ、単勝2.8倍の1番人気に推されたヴィアシスティーナが内ラチ沿いの後方3番手から直線に入ると、直後の最後方から追いすがる4番人気アエリアナを振り切って勝利を収めた(0.36馬身差)。
後方集団の一角で内ラチ沿いを進んだヴィアシスティーナは、最終コーナーで大きく広がる馬群の内から最短距離で直線に入り、背後から内について食い下がるアエリアナと馬体を併せるようにしながら振り切った。
さらに1.47馬身差の3着には中団追走のアラパホ(8番人気タイ)が続き、2番人気を分け合ったチェオルウルフとグリンゴッツは道中で上位2頭と近い位置にいたものの、最終コーナーで外を回ったロスが大きくそれぞれ4着と5着に終わった。
ヴィアシスティーナはG1レース7勝の昨シーズンに続きウィンクスSを連覇。通算10度目のG1制覇(重賞12勝目)で新シーズンを幸先良くスタートした。
ヴィアシスティーナはアイルランド産で7歳秋の馬齢に相当するが、南半球では8歳の扱いとなり、豪競馬メディア『racenet.com.au』は8歳牝馬によるG1勝ちは過去80年間なかった快挙と報道。C.ウォーラー調教師はヴィアシスティーナを数日の放牧に出した後で状態を確認し、昨年と同様にコックスプレートとマッキノンステークスでピークを迎えるように使っていく方針と明かしている。