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米G1パーソナルエンスンS、ソーピードアンナが早め先頭も追撃受けて辛勝

2025年08月24日 15:08

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 米サラトガ競馬場で現地23日に行われたG1パーソナルエンスンステークス(4歳以上牝馬、ダート9ハロン)は、3番手追走の1番人気ソーピードアンナが第3コーナーで早め先頭の形を作るも、背後でマークする5番人気ドースヴェイダーの追撃に手を焼き辛くもハナ差で勝利した。

 大外の7番枠から3番手の位置を取って向正面に入ったソーピードアンナは、第3コーナーを前に先行する2頭の外に並び掛け、さらに抜き去って早くも先頭に躍り出る。これに背後でマークするドースヴェイダーと2番人気レスリーズローズも続き、直線入口からはドースヴェイダーが1馬身前のソーピードアンナに食い下がって一騎打ち。最後は首の上げ下げになるもソーピードアンナが持ち堪え、さらに9馬身3/4差と開いた3着にレスリーズローズが続いた。

 K.マクピーク調教師が管理するソーピードアンナは前走のG2フルールドリスステークスから連勝で通算7度目のG1制覇(重賞10勝目)。3歳の昨年は同日のトラヴァーズステークスで牡馬に挑み、フィアースネスのアタマ差に惜敗した。

 ニューヨーク競馬協会(NYRA)の公式サイトによると、マクピーク師はソーピードアンナの仕掛けが早かったことについて「“彼女を他馬の後ろに置いて詰まったり包まれたりするより、多少はロスすることになっても心配しなくていい”と彼(B.ヘルナンデスJr.騎手)に指示したんだ」と自身の考えだったことを明かし、ヘルナンデス騎手は「私は彼女の邪魔さえしなければ良かった。彼女が自分で走りを決めたんだ。私は彼女のするように任せただけさ」「彼女が真のチャンピオンであることを見せてくれた」と振り返っている。

 なお、マクピーク師はソーピードアンナの次走をG3デラウェアハンデキャップ(9月28日)か1週後のG1スピンスターステークスとしている。