「信じられない位置から…」日本人の橋詰大央騎手がニュージーランドのG2で最後方から大外一気
2025年08月26日 12:50

マサ・ハシヅメが豪快に決めた-。ニュージーランドを拠点に活躍する日本人の「マサ・ハシヅメ」こと橋詰大央(はしづめ・まさひろ)騎手(29)が23日、テラパ競馬場で行われたG2フォックスブリッジプレート(芝1200メートル、14頭立て)を3番人気スターリングエクスプレス(セン5、M・ブロスナン、父シャムエクスプレス)で制した。勝ちタイムは1分11秒71。
序盤は最後方を進み、最後の直線で豪快な大外一気。橋詰騎手はレース後、「感慨深い(エモーショナル)です。マーク(ブロスナン師)は私のキャリアのサポーターです。彼(スターリングエクスプレス)はトップホースですね。信じられない位置から来てくれました。幸せです。(レースは)いいジョッキー、いい馬の後ろで進めようと思っていました。素晴らしい反応でした。今日は能力を証明してくれましたし、フレッシュだったので、これから良くなっていくと思います」と流ちょうな英語でインタビューに答えている。
管理するブロスナン師は「マサが私たちの考えたプラン通りに騎乗し、馬がそれに応えてくれました」と人馬を絶賛。スターリングエクスプレスの次走は9月6日にエラズリー競馬場で行われるG1、プロワジールプレート(芝1400メートル)の予定となっている。
橋詰騎手の昨シーズンは序盤でリーディング首位に立つなど自己ベストの61勝。ダービーデーにはG2オークランドCをトラヴで制した。長期の休養があったものの、最終的にはリーディング6位でシーズンを終えている。今シーズンもさらなる活躍が期待されている。