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ザライオンインウィンターがムーランドロンシャン賞で巻き返しへ、アンリマティスも参戦を視野に

2025年08月27日 13:20

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 日本からゴートゥファーストが参戦し、馬券発売も決定した仏G1ムーランドロンシャン賞に、前哨戦勝ちのクドワーやジャックルマロワ賞で最下位に沈んだザライオンインウィンターらが出走する見通しとなり、英競馬メディア『attheraces.com』などが報じた。

 ジャックルマロワ賞のザライオンインウィンターは日本とフランスの双方で2番人気に推され、積極的に逃げたものの最下位の10着に大敗。A.オブライエン調教師は当時を振り返って「我々は彼を先頭に行かせたが彼が好まなかった」と作戦が裏目に出たとの見解を示した。

 さらに「彼は1マイルの馬だと思うが、少しレース経験が必要だろう」と続け、ムーランドロンシャン賞と同舞台の仏2000ギニーを制したアンリマティスもフランスに向かわせる可能性を示唆している。

 また、クドワーは7月の前走でG3メシドール賞を勝ったが、8月のフランスは雨の日が少なく、適した馬場状態を望めないことからレースをせずに待機状態が続いている。

 クドワーを共同管理するE.クリスフォード調教師は「彼は極めて良く動いているが、馬場のせいで我々は彼を走らせることができない」「グッドウッドのセレブレーションマイルに登録していたが行けず、雨のない夏場に天気を確認しているだけだ」と歯がゆい現状を吐露。

「これからムーランドロンシャン賞、1週後にレパーズタウンのソロナウェイステークスと、いくつかレースが控えているから選択肢はあるが、全ては天気次第かな」「(馬場の)柔らかさは必要ないが、堅くはあってほしくないんだ」と多少の雨に恵まれることを願っている。