現地13日に行われるG1アイリッシュチャンピオンステークスに2年連続で日本から参戦するシンエンペラー。鞍上の坂井瑠星騎手は、3着に終わった昨年の経験を糧にして雪辱を期している。

　昨年のレースでは、シンエンペラーは4番手追走から最後の直線で追い上げたものの、勝ったエコノミクスから約1馬身差の3着に惜敗。坂井騎手は「昨年のレパーズタウンでのレースから多くのことを学んだ。この経験がビッグレースで役立つことを願っている」と語る。

　さらに坂井騎手は「シンエンペラーは素直な馬。今年初めのサウジアラビア（G2ネオムターフカップ）では先頭に立って逃げ切り勝ちしたが、昨年ここでやったように控えることもできる。選択肢はあると思う」と続け、相棒の自在性に期待を寄せていた。