愛G1メイトロンS、フォールンエンジェルが差し返して昨年の雪辱
2025年09月14日 11:57
現地13日、愛レパーズタウン競馬場で行われたG1メイトロンステークス(3歳以上牝馬、芝8ハロン)は、2番手を追走した1番人気のフォールンエンジェルが背後でマークするイグザクトリー(2番人気タイ)に直線で先を越されるも、最後の100ヤードから差し返して1/2馬身差の勝利を飾った。
2番枠のフォールンエンジェルは五分の発馬から2番手で流れに乗り、これに最内枠のイグザクトリーも差なく続く。フォールンエンジェルは直線早々に仕掛けられるも加速に手間取り、内から進出するイグザクトリーの勢いが勝って残り1ハロンで体半分ほど前に出られた。しかし、そこからフォールンエンジェルが巻き返し、ゴール前でねじ伏せるように逆転した。
後方2、3番手で直線に入ったアツィラ(7番人気タイ)が馬群の中を伸びてさらに3/4馬身差の3着に続き、イグザクトリーと2番人気を分け合ったジャニュアリーは中団から伸び切れず7着に終わった。
フォールンエンジェルはK.バーク調教師が管理するトゥーダーンホット産駒の4歳馬で、ポータフォーチュナから1馬身差の2着に敗れた昨年の雪辱に成功。前走のロートシルト賞から連勝で4度目のG1制覇(重賞5勝目)とした。
バーク師は英競馬メディア『attheraces.com』などに対して「彼女は調教で動かなくなったからロッキンジ(ステークス)を初戦にする必要があった」「チークピーシーズを試したら凄く動くようになったんだ」と述べている。
なお、バーク師はフォールンエンジェルの次走を10月4日のサンチャリオットステークスとし、その後に問題がなければ英チャンピオンズデーで牡馬に挑む可能性があることを明かしている。
