現地13日、カナダのウッドバイン競馬場でG1ウッドバインマイル（芝8ハロン）が行われ、W.ビュイック騎乗のノータブルスピーチが約1年2カ月ぶりの復活勝利を挙げた。

　スタートでやや立ち遅れたノータブルスピーチは最後方からとなるが、すぐに内からポジションを上げて折り返し地点では5番手付近に。最後の直線では逃げ粘るマイボーイプリンスと2番手のガスミーアップをまとめて差し切り、1馬身3/4差の勝利を収めた。

　C.アップルビー厩舎のノータブルスピーチはドバウィ産駒の4歳馬でゴドルフィンの所有。昨年は春に英2000ギニーとサセックスステークスの両マイルG1を勝ち、秋には米G1ブリーダーズカップマイルで3着。今年前半は思うような結果が出ていなかったが、前走の仏G1ジャックルマロワ賞で2着と復調気配を見せていた。

　米競馬メディア『Daily Racing Form』によると、今後は11月1日のBCマイルを目指す可能性が高いもよう。なおゴドルフィン、アップルビー調教師、ビュイック騎手のトリオは、モダンゲームズ（2022年）とマスターオブザシーズ（2023年）でウッドバインマイルとBCマイルのダブル制覇を達成している。