今年のロイヤルアスコット開催で英G1クイーンアンステークスを制したドックランズは、現地10月18日の英G1クイーンエリザベス2世ステークス（QE2）から11月23日に京都競馬場で行われるG1マイルチャンピオンシップに遠征する予定を立てている。

　H.ユースタス厩舎のドックランズはマサート産駒の5歳馬。6月のクイーンアンSではロザリオンやノータブルスピーチらマイルの実績馬を下してG1初制覇を果たした。ただしその後は7月の英G1サセックスステークス5着、8月の仏G1ジャックルマロワ賞4着とあと一歩のレースが続いている。

　英競馬メディア『At The Races』によると、ユースタス調教師は「フランスでの出走後は少しリフレッシュさせた。この後はチャンピオンズデー（QE2）に出走してから、日本に遠征する予定だ」とコメント。

　さらに「父のマサートはスローな馬場の方が得意だった。ドックランズは速い馬場で何度も好走しているが、遅い馬場で同じように走れても不思議じゃない。両方をクリアできる馬は珍しいが、（クイーンアンSを勝った）アスコットに戻れるのは大きなプラスになるだろう」と続けた。