“ベイビー・ウィンクス”と期待されるオータムグロー、豪G1エプソムHで無傷の7連勝
2025年10月08日 12:55

豪G1エプソムハンデキャップ(3歳以上、芝1600m)が現地4日にランドウィック競馬場で行われ、2番手追走のオータムグローが逃げ粘るフリーリット(7番人気タイ)を余力十分に差し切って単勝1.75倍の人気に応えた(1.44馬身差)。
大外の12番枠から出たオータムグローは逃げるフリーリットから離れず1馬身圏内の位置をキープ。最終コーナーでスパートしたフリーリットに直線入口で2馬身ほどのリードを許すも、直線半ばから糸を引くような末脚で差し切った。さらに0.06馬身差の3着には中団から2番人気のペリクレスが続いた。
オータムグローはC.ウォーラー調教師が管理するジオータムサン(父リダウツチョイス)産駒の4歳牝馬。明け3歳の昨年8月にデビューして2戦目のG3アップアンドカミングステークスで重賞初制覇を飾り、さらにリステッドの1戦を含む無傷の7連勝でG1初制覇(重賞5勝目)とした。
豪競馬メディア『racing.com』はオータムグローについて多くの人間が「ベイビー・ウィンクス」と呼んでいることを紹介しており、ウォーラー師は「私から見て、そして未来のある世代のためにはG1レースが全てだから、チェックボックスを埋めることは非常に重要だった。それが最も安心できたことだよ」と期待馬のG1勝ちに安堵。大事に育てていく方針で春はもう1走とし、次戦にはゴールデンイーグルかエンパイアローズステークスを挙げている。