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トランスアトランティックが豪G1トゥーラックH制覇、母はウィンクス撃破のオークス馬

2025年10月13日 12:30

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 現地11日、豪コーフィールド競馬場でG1トゥーラックハンデキャップ(芝1600m)が行われ、M.ザーラ騎乗のトランスアトランティックが際どく逃げ切った。

 好スタートからすんなりハナを奪ったトランスアトランティックは後続を引きつけつつリードを保ち、残り400メートル過ぎからスパート。そのまま逃げ切りを図るところに後方からエヴァポレイトが追い込んできたが、辛くも0.15馬身差で凌ぎ切った。

 勝ち馬から1.4馬身差の3着にはライカルーシーが続き、1番人気に推されていたG1インビテーションステークス勝ち馬のセパルスは勝負どころからまったく伸びずに後退し、最後は鞍上が追うのをやめて最下位の10着でゴールした。

 T.ゴラン厩舎のトランスアトランティックはスニッツェル産駒の5歳セン馬。目立った実績は前走のG3サンダウンステークス2着くらいしかなく、通算20戦目での重賞初勝利がG1制覇となった。

 ちなみに母のガストオブウィンド(父ダルシブラーマ)は2015年のG1オーストラリアンオークス勝ち馬。2着馬は次走から引退まで33連勝した豪州史上屈指の名牝ウィンクスで、ガストオブウィンドは「ウィンクスを負かした最後の馬」として歴史に名を残している。